【BFZ/大会】GP神戸 104位(11-4) エスパードラゴン
2015年11月25日 TCG全般兼ねてから今期の目標にしていたGP神戸に参加してきました。
GPTでByeを取ることも叶わず、結局直前のラストチャンストライアルも不参加だったため、Byeは結局0の体たらく。
それだけならまだしも、今回は比較的調整に時間をかけたにも関わらず、当日の朝までデッキが決まってないという、非常に不安の残る事態で大会に臨むこととなってしまいました。
散々迷ったあげく、今回使用デッキとして選んだのは以下のエスパードラゴン。
【Main】
6:《島/Island》
1:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
3:《大草原の川/Prairie Stream》
1:《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
2:《乱脈な気孔/Shambling Vent》
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4:《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1:《強迫/Duress》
4:《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
4:《絹包み/Silkwrap》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《予期/Anticipate》
1:《風への散乱/Scatter to the Winds》
2:《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1:《破滅の道/Ruinous Path》
1:《完全なる終わり/Utter End》
2:《命運の核心/Crux of Fate》
1:《残忍な切断/Murderous Cut》
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》
1:《意思の激突/Clash of Wills》
【Side】
2:《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
1:《否認/Negate》
1:《精神背信/Transgress the Mind》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《正義のうねり/Surge of Righteousness》
1:《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》
1:《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》
1:《苦い真理/Painful Truths》
1:《悪性の疫病/Virulent Plague》
1:《無限の抹消/Infinite Obliteration》
1:《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative》
今期はアブザンの隆盛が著しく、これを使うことも一時期は考えたのですが、
・早期ターンでの色マナ要求の基準が厳しく、マリガンを強いられやすく不安定
・同系対決の先攻でのマウントゲーに対して(私的には)抜本的な解決策が見えていなかった
・《ヴリンの神童、ジェイス》が絡んだ除去系のデッキに有利がつきにくい
といった点に疑問を抱いており、『 周りからのフィードバックが得やすい』というメリットこそあったものの、早々に選択肢から外すことを決意。
また「《ヴリンの神童、ジェイス》の使用できる除去系統のデッキ」として1ヶ月前からずっとジェスカイブラックを調整していた(別述)のですが、
・直前でのMOでの成績が振るわなかったこと
・前週のGPブリュッセルの分布を見ても相対的に負け組となっていたこと
・4色の不安定なマナベースが最大15回戦のトーナメントで安定して立ち回れるかへの不安が拭えなかったこと
の3点から、GP週に入ってから使用にかなり難色を示していました。
これらを踏まえて、GPブリュッセル優勝デッキでもあり、前環境でも使用していたエスパードラゴンを前週になって急遽調整し始めることに。
改めて使ってみると想像以上にメタゲームに合致した強力なデッキで、当初はジェスカイブラック以上の勝率を叩きだしていたのですが、
・増加すると思われる早いデッキに対して圧倒的に相性が悪い
・アブザンに対して4ターン目の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が着地してしまうゲームが非常に厳しく、構造上圧力も掛けづらい
・使用者のプレイスキルが付け焼き刃=同系対決などへの不安
も使ってる中で散見され、ジェスカイブラックとの二択で揺れることに。
ジェスカイブラックは、増加するであろうエスパードラゴンに対しては一概に不利とは言えませんし、早いデッキに対しても比較的対処が容易といったエスパードラゴンに存在していた欠点を補完できているのが魅力的で、本当に迷いました。
しかしながら最終的には「長いトーナメントを見た上での安定感」を重視し、エスパードラゴンを選択することにしました。
この二択のどちらが正解だったかはわからずじまいではありますが、個人的には今大会でも著しい活躍を見せていたエスパーメンターが『 中間策』として完璧レベルの完成度を見せていたので、結果的に失敗 だったとは感じています。
【本戦の結果】
印象に残ったとこだけ軽く書いときます。
R1 速攻系が入ったティムールランプ ×○×
1本目は《狩りの統率者、スーラク》の存在が頭から完全に抜け落ちていて、ライフ16から一気にライフを刈り取られる恥ずかしい負け方。(やろうと思えばケアできていた)
3本目は後手土地2の微妙な手札をキープした結果、死ぬ直前まで3枚目の土地が現れずにやりたい放題されて死去。
正直この時点でもう初日突破が絶望的に感じ、早めに帰ろうかな、と頭の中では思ってました()
R2 ティムール ○×○
1本目、引いたスペルが《龍王オジュタイ》2枚・《シルムガルの嘲笑》・《残忍な切断》ぐらいで残りドロー10枚ぐらい全部土地という絶望的な状況にも関わらず、《精霊龍の安息地》と《乱脈な気孔》が頑張ってくれて勝ち。奇跡。
2本目は一度盤面の掃除に成功するも、全くドラゴンを引かず手札に《究極の価格》を握りしめたままトップから出てきた2枚の《凶暴な拳刃》に撲殺。
R3 硬化した鱗 ○×○
2本目はダブマリに対して
1T《鱗の召使い》
2T《毅然さの化身》
3T《マナ喰らいのハイドラ》
で死去
R4 エスパードラゴン(ivepan) ○×○
なんで2500人強いる中から身内踏むねーん!!!!!
1本目は先攻の利から先に《龍王オジュタイ》ゲーして勝ち。
2本目は相手に先に《ヴリンの神童、ジェイス》を反転されて、ハンデス連打から《龍王の大権》も撃たれてやりたい放題されて死亡。
3本目はこっちの土地3枚で止まってまたしても相手のジェイスが反転、こっちのジェイスは処理される最悪の展開で負けを確信するも、一瞬のフルタップのタイミングで《無限の抹消》が通って《シルムガルの嘲笑》腐らせて、《龍王シルムガル》通って逆転。
身内相手じゃなければ手放しに喜べたのに…
R5 赤黒アグロ ××
1本目は
1T《血に染まりし勇者》
2T《血に染まりし勇者》《鐘突きのズルゴ》
3T《マラキールの解放者、ドラーナ》←処理できない
4T《殺戮の先陣》が走ってきて全員にカウンター乗る
5Tジェイス変身込みで耐えようとしたところに除去飛んできて死亡
のどうしようもない負け方。
2本目は《龍王オジュタイ》2体に的確に《自傷疵》を2回当てられ死亡。残当。
R6 白日の下に ○×○
2本目は《僧院の包囲》龍モードで除去とハンデスもたついてるところに《包囲サイ》連打されて死去。
3本目は《見えざるものの熟達》スーパー強くて勝ち
R7 アブザン ○○
1本目、やっぱり土地10枚ぐらい引いててドラゴンない状況から《龍王シルムガル》引いて奇跡的に通って膜って勝ち。奇跡。
2本目は相手がダブマリして死去
R8 エスパートークン ○○
1本目は《時を越えた探索》4枚使う長いゲームで結果的に完全に抑えこんで勝ち。
2本目はギデオン紋章からの全力《荒野の確保》に《時を越えた探索》からカウンター嵌って勝ち。
R9 アブザン ○×○
2本目は早々に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》に言わされて負け。
3本目は相手が《棲み家の防御者》を出すターンを1ターン渋ってくれたおかげでライフが持って勝ち。本当にラッキーだった。
0-1→3-2から、望外の4連勝で7-2になって初日突破!!
1日で数えきれないぐらいミスもしてて絶望してたけど、本当についてた。
オポネントの関係でトップ8はどう考えても狙えない(293人中273位w)ので、2日目は賞金圏内目指して気楽に。
R10 青緑ランプ ○×○
2本目は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》が止まらず死去
R11 アブザン ○×○
気楽にやりすぎてて覚えてない…
R12 アブザン ○○
順当にぶいぶいしていた
R13 アブザン ○××
1本目、先出し《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が止まらなくて、お願い《龍王シルムガル》が通って奇跡的にターン帰ってきて勝ち。
これは流れもろたで!!!と思ったら、2・3本目ダブマリ/マリガンにハンデスからのギデオンで負けを決められて死去
2日目3-0してたけどここで負けて、プロツアーの目は無しに。
R14 アブザン ×○○
1本目は《棲み家の防御者》3連打されて順当に負け。
…が、2・3本目は相手だダブマリしていって自滅。
この時点でスタンディングが68位なので、次勝てば~64位以内の300$が狙える状況!
R15 アブザン ×○×
1本目は《ゼンディカーの同盟者。ギデオン》にいいようにされて負け。
運命の3本目、お互いに動き出せなくてカードが溜まっていく一方で、相手のほうが先に《強迫》にたどり着いて、強力カード連打になって負け。
《アブザンの魔除け》3枚目までケアできてれば…
ということで負けに始まり負けに終わりました。
結局順位はだだ下がって 104位
64~100位の250$圏内にも入れず、200$ でのマネーフィニッシュとなりました。
マネーフィニッシュを目標にしていたので結果としてはかなり上振れたとは思うのですが、最後勝っていれば100$増えていた…と思うと滅茶苦茶悔しい…
【デッキの細かいところの話】
全体的に調整不足が目立ち、ぶっつけで試したものもあって怪しい部分もいくつか。
●マナベース
最後の最後に入れた《血染めのぬかるみ》に対してはずっと疑問が残ったままプレイしていました。
追加のフェッチはあくまで探査の助けになる側面しかなくて、3色出て色安定に貢献するわけではないので懐疑的でした。
ただ使うのであれば、綺麗に運用するために沼を増やすべきだったかなとは思います。
とはいえこのデッキの基本土地は2ターン目に青青を構えたい関係上島以外はノイズになりやすいので、ここから増やすのも難色には感じます。もうちょい時間かけて調整してれば…
また《絹包み》を入れた関係上ある程度白マナは必要だったので、《大草原の川》は4枚でも良かったかも。
《乱脈な気孔》の枚数はこれが限界という印象。
正直1枚でもいいかなと思っていたのですが、調整の段階でも比較的頼りにすることが多く、今回の大会中でも3回ぐらいはミシュラ起動の2回目に助けられていたので、本当に様様といった感想。
《精霊龍の安息地》は同系考えると安息地はもう1枚入れるか微妙なところですが、色安定面考慮して1枚にしていました。
もうちょい同系増えたら2枚目入れたいですけど、今のところデメリットのほうが大きい印象。
●ドラゴン
直前で《龍王シルムガル》の枚数を減らしました。
2枚入れるとどうしても序盤で引いた際の腐り方が気になり、被りの際に綺麗に運用できるかも盤面次第と不安定のため、1枚に。
結果としてはドラゴンカウントが足りない場面もややあったのに加え、アブザン相手にはやはり《龍王シルムガル》で捲れる場面も多かったので、やっぱり増やしてもいいかもしれません。
少なくとも《漂う死、シルムガル》を入れるよりはマシに見えます。
●《強迫》
GPブリュッセル優勝デッキからそのまま使ってみてはいたのですが、自分の中で評価の定まらなかった1枚です。
たしかに致命的な存在である《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を3ターン目までに射抜いて対処できる役割としてはこれぐらいしか都合がいいのがないのは事実ですが、アブザンは他のカードも十二分すぎるほど強力な上、ギデオン以外は対応して撃てるインスタントしかないので、効力も限定的な場面が多め。
1ターン目に撃って2ターン目に《ヴリンの神童、ジェイス》を出す動きは強力ですが、マナベースの都合上、1ターン目にキャストできる状況はかなり限定的です。
また後引きによる被りのリスクも、前環境の《思考囲い》と比較すると万能に射抜けるわけでもないのでかなり大きいと感じました。
総じて信頼を置くには至らず、攻め(受け)手の選択肢として1枚の採用に留めることにしました。
スペル重視のデッキ(同系やジェスカイ)には劇的に強いカードではあるので、これらを見て増やすのはありですが、アブザン中心のメタゲームで枚数を多くとるかと言われるとなんとも言えないところ。。。
●《絹包み》
メタゲーム予想としては、アブザン側もコントロール系のデッキを意識してある程度のプレイヤーが《荒野の後継者》から《搭載歩行機械》に2マナ域の枠を変更していると予想。
メインデッキで処理に手こずるのは論外なので、アブザンの軽量クリーチャーへの安定した対処も兼ねて、思い切って4枚投入の構築に。
この枠はジェスカイブラックでの調整時から好感触だったので、結果的に流用が生きた形です。
結果的に当たったアブザンを見ていると半々かちょっと《荒野の後継者》が多かったイメージだったので、若干メタゲーム予想ははずしていました。
…が、他のエスパーメンターやトークンといったデッキを筆頭に、相当量の相手から《搭載歩行機械》は飛んできたため、実際のところはやっぱり換えが効かないな、とも思いました。
今後枚数を減らすことはあっても、抜くことはないと思います。
●《究極の価格》
デッキの動きにはあってるけど、本当に相手次第な除去であまり枚数はとりたくない…
ただ他の除去スペルにも言えますが、1枚でも採用すれば《束縛なきテレパス、ジェイス》や《時を越えた探索》の選択肢が広がるので、これも採用しない理由はないと思います。
●《予期》
デッキの動きにはあうけど、中途半端な1枚。
《束縛なきテレパス、ジェイス》のフラッシュバックも含め、相手のアクションへの対応性能やデッキとしての安定感は向上していたとは思いますが、性質上ほぼサイドアウトするカードでもあったので、結果的に不要だったと思います。
後述しますが、この枠が《苦い真理》でよかった。
●《忌呪の発動》
エスパードラゴンの代名詞みたいな除去ですが、調整している中でもっとも不安を抱いていたカードでもありました。
というのも、ゲイン能力こそ強力なのは間違いないのですが、肝心の布告効果のほうが『デッキが苦手としているカードに全く効力がない 』のです。
その筆頭が
《搭載歩行機械》
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
ミシュラランド
の、アブザンでも採用率が高い3種類です。
これらは本来横並びの展開に強い《命運の核心》にも強く、相性補完が効かないのがネックとなっています。
この手の除去は本来は被り引いても強いのがいいところなのですが、上記のカードを踏まえると被り引いた時に必ずしも有効に使えるわけでもなく、逆に被って引いてる分負けに直結しやすくなると考え、採用枚数を大きく減らすことにしました。
実際のところは3枚以上入ってるレシピも多く、元より上記のカードのうち上2種はそもそも必ず対処しないといけないカードではあるので見当違いな考えかもしれないのですが、他のカードで除去を補填している関係で除去が足りないということはなかったように思います。
●《風への散乱》《意思の激突》
カウンターのバリエーションとして、選択肢がある/見せることで警戒させられるのは重要ですが、前者は重さが、後者は場面による使いにくさが際立つため、さほど枚数をとりたくないのが個人的な感想です。
今回ぐらいの枚数比率が個人的には馴染んで使えましたが、お好み枠…?
●《破滅の道》
GPブリュッセルのレシピでは採用されていませんでしたが、あまりにもPWに触りづらいので採用。
かなり使いやすい除去で、懸念の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》先出しゲームにも対応しやすくなりました。
覚醒込みでフィニッシュとしても使えるのもかなり大きく、《乱脈な気孔》に乗っけて捲った試合もありました。
色マナ要求が厳しいことはネックですが、増量を検討していいカードだと思います。
今後は《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も増えそうですし。
●《命運の核心》
直前で2枚にしたのですが、正直2枚必要だったかはかなり微妙なところ。
1枚《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》でもよかったかも。
●《アラシンの僧侶》
早いデッキの増加を見越してもう少し増やすべきだったかも。
●《黄金牙、タシグル》
サイド後のMVPその1。
《強迫》のとられるサイド後、完全にエスパーミッドレンジとして立ち回れるのはこのカードあってこそ。
●《搭載歩行機械》
同系は早期に着地した《ヴリンの神童、ジェイス》の反転を止めるのが困難なことに加え、出したドラゴンも《忌呪の発動》であっさり除去されてしまうため、両面に強いプレッシャーをかけられるカードとして、最後の最後で投入。
結果は1戦しかエスパードラゴンに当たらず、結局《完全なる終わり》で対処されてしまったので効力はわからずじまい。
要検討枠。
●《精神背信》
アブザン相手の《強迫》が信用できなかったので、入れ替え枠として、加えてスペル系デッキへのハンデス増量としてこちらを散らして採用することに。
実戦投入は実は本戦が初めて(!)だったのですが、想定通りアブザン相手の後手では綺麗にゲームコントロールをすることができていたので、予想以上に活躍した1枚でした。
何より《棲み家の防御者》で拾われなくなるので、負け筋が減らせるのがかなり大きく感じます。
●《神聖なる月光》
ラリー is どこ
●《見えざるものの熟達》
コントロール系デッキとの対決では実質2killにも近い、最強レベルのカード。
今期のサイドボードで自分が使ってる中では一番好きなカードで、相手にすると嫌いなカードNo.1です。
エスパードラゴンとの対決では上から殴られてしまうこともあるので一概に出して勝ちでもないのですが、ジェスカイやマルドゥ相手には1枚でゲームエンドレベルまで有利にもっていける1枚。
●《苦い真理》
サイド後のMVPその2。
ハンデスのリカバリーカードとして十二分すぎるほどのアドバンテージをもたらしてくれて、非常に強力なカードでした。
有効なサイドパーツを引きこむためのカードとしても強いので、ほぼ全試合サイドインしてた気がします。
…が、いざ大会が終わってみると、トップ8のエスパードラゴンにはメインから入っていたという事実。
早いデッキ相手や後手でのライフロスは気になりますが、普通に《予期》の枠をこれにしておけばよかったと反省。
ジェスカイブラックの調整の際はメインから入っていたのに、ライフロスの一面を注視して入れなかったのが悔やまれる…
【今回の反省点】
● デッキを決めるのが遅すぎた
これに尽きます。
前週にエスパードラゴンを触ることを決意したことは結果的にはよかったですが、せめてその時点できっちり決意して変更するべきでした。
結果的に細部の調整が行き届かなかったため、この部分で満足いかない結果になってしまったのが非常に勿体無いです。
ただ、前週のGPの結果を見て変更に踏みきること自体は、メタゲーム上観点では妥当な選択である、とも同時に感じました。
逆に言えば調整段階から『 一つのデッキに固執せず、色々なデッキを触る』ことが大事だと感じました。
今回も一応は多色アブザン→アリストクラッツ→アタルカレッド→アブザン→ジェスカイブラックと触ってはいたのですが、ラリーなどは触ることすらせず断念していたので、もっと手広くかつ入念に精査して調整することを心がけるようにしたいところ。
● エスパーメンターに気づけなかった
結果論気味ではありますが、事実として受け止めなければいけない部分です。
兼ねてより「ジェスカイブラックとエスパードラゴンの中間みたいなデッキが使えれば強そう」とは考えてはいたのですが、形にすることができないまま、既存のデッキジャンルに縛られて調整をしていました。
ジェスカイブラックは該当デッキと比較して近しい(?)構築になっていただけに、happymtgなどのコラムなどで出た際に注視していなかったのは勿体無く感じました。
もう少しクリエイティブな視点で、色々なアイディアを出すべきでした。
●同じデッキを相談(共有)することができなかった
これも大問題。
特に自分の周りの調整相手が次々とアブザンに迎合していたため、ジェスカイブラックやエスパードラゴンに対しては完全に独自理論で調整せざるを得ず、不安を抱えながらの調整でした。
一つの選択肢として、『 周りからのフィードバックを得るためにアブザンを使う』ことも考えるべきだったと思います。
エスパードラゴンを使うこともギリギリでの決定となったので、同じデッキを使うivepan君との摺り合わせも前日になって初めて、とちぐはぐでした。
逆に言えば、今の自分に足りないものとして、 コミュニティの狭さも実感しました。
多角的な視点からデッキを議論/評価をすることがデッキ1つの完成度を向上させることにも繋がると思うので、今後は積極的に意見交換できるように、色々と動けるようにできればと思います。
この部分、遊戯王時代から学習してない…
●本人が下手くそ
とにかくミスが多い。
こればっかりは数を積み、精度を上げるしかないです。
そういった意味では8構以外にも2構で積極的に場数を踏んでいたのはよかったかもしれないですが、全然足りてなかったように思います。
一方でMOの場数を重視してリアルの大会に出る機会が減っていて、アナログなプレイに支障が出る(主に引き分けなどで)ことも懸念していたのですが、15回戦を通じて引き分けが出なかったことは一つ安心しました。
…が、実はシャッフルでのめくりなどで2回警告をもらってしまったので、アナログな部分もきっちり練習しないといけないな、と思いました。
要は修行あるのみ。
●なんだかんだでByeは大事
今回はBye無しから初日突破することができて、Byeがなくてもなんとかなるやん!というようにも見えますが、結局最後の最後でオポネントに絡んでしまい、非常に勿体無いことをしてしまったように感じました。
Byeを獲得することで自分の想定していたメタゲームと合致したデッキともマッチングしやすいはずなので、結局Byeは必要と感じました。
幸い今回比較的好成績を残せたことで、PWPでの1Byeは十分に狙える位置、今後の2回のGP次第では2Byeも狙えます。
GPTも含めて、積極的に大会出たほうがいいなと改めて思いました。(前もこんなこと言ってた気がする)
長々と書きましたが、ひとまずは『マネーフィニッシュする』という目的が達成できたのが何より嬉しく、少しは自分も成長できたのかな、とは思いました。
ですが、まだまだ荒削りな部分が多く、今回も実際には13-2ぐらいまで狙えたかもしれないと心の底では満足できていません。
というよりやっぱり最終戦負けたのがかなり悔しいので、かなり心残りですw
GP名古屋に参戦できるかは現状不透明なのですが、次のGPは今回の反省を踏まえて色々頑張りたいところ!
次の目標は『 プロツアー出場』と、大きく掲げて終わりたいと思います!
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